EC市場とスマホの関連性

インターネットを利用してショッピングをしたことがある人も多いと思います。
スマホ普及率も年々右肩上がりでいつでもどこでもショッピングができるようになった近年、
さすがにもう無視できないECとスマホの関連性について説明したいと思います。
現在のEC市場について
総務省統計局の発表の平成26年のデータだと、年間の世帯全体でのECの消費額は
推計で3.6兆円となり、調査を開始した12年前と比較しておよそ5.2倍になっているそうです。
項目別に見てみると一番多いのは「旅行関係費」、
次いで「食料」「「衣類・履物」となります。
資料:総務省統計局「家計消費状況調査結果」
参照:https://www.stat.go.jp/info/guide/public/joukyou/pdf/net1225.pdf
たしかに飛行機のチケットなんかはネットで購入しますよね。
泊まるところも宿泊サイト利用しますし。
ECで利用しやすいのは?
ECを利用しない理由として「実店舗で実物を見たい」という意見もよくありますが、
旅行関係費に関しては「実物が見れない」もしくは「見る必要がない」ため、
よりECでの利用が多くなるのかもしれません。
ということは、「実物を見る必要がない」ものであれば、
これからよりECの利用がしやすくなるのではないでしょうか。
食料:大きさ、見た目、鮮度
→実物見てみたい
衣類・履物:同じく大きさ、触り心地
→なんなら着てみたい
教育関係費:書籍、音楽、映像ソフトなど
→実物見る=購入ですね
家電・家具:大きさ、デザイン
→実物見てみたいです
これだけ見ると、
「実物見る必要がない」ものは限られていると感じますが、
あくまでこれは初めての購入だったり、実物見てみないと、
という不安がある場合ではないでしょうか。
ということは実物(もしくは類似品)を購入したことがある、既に知っているお客様であれば
ECの方が簡単で便利かもしれませんね。
購入者はスマホで情報収集
「購入しようと思っている商品を事前にネットで調べてから」という人は多いと思います。
ウェブルーミングという言葉なのですが、その逆の「ショールーミング」という言葉があります。
例えば家電量販店に出向き、商品を確かめ、ネットで最安値を検索して購入する。
重たいものや大きいものは配送もしてくれるので便利ですよね。
これがショールーミングです。
店舗で実物を見ながら検索するとなると、「PCで」というのは現実的ではないですよね。
ウェブルーミングの場合はPCでというケースは多いかもしれませんが、
インターネットの利用時間帯を見てみると、
一日でインターネット利用の多い時間帯は7時、12時、21時となっています。
参照・参考:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc253220.html
- 朝:通勤・通学時間
- 昼:お昼休み
- 夜:自宅
夜時間に関してはテレビの方が利用が多いので「テレビを見ながらスマホを使う」事が多いのではないでしょうか。
商品の内容や金額帯にもよりますが、やはりスマホでの情報収集を前提として考えるといいかもしれません。
まとめ
- EC市場は年々増加
- 実物を知っている、購入したことがあるお客様であればECの利用がしやすい
- 情報収集は基本スマホ、店舗で出向いてECで購入することも
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