API連携とは?意味をわかりやすく解説!【図解】メリット・APIの事例・実装手順も紹介!【2023年最新】

API連携とは?意味をわかりやすく解説!【図解】メリット・APIの事例・実装手順も紹介!

店舗運営、販促集客、アプリ集客・開発に役立つノウハウを分かりやすく解説していきますので、プロモーション施策やマーケティング活動のヒントとしてご利用ください。

エンジニアと話をしたり、プログラム開発をしているとよく出てくるのが「API連携」という用語です。
今回は、API連携を考えている方向けに、API連携の定義やメリット・デメリット、実際に連携した事例をお伝えしていきます。

【この記事は以下のような方におすすめです!】

  • API連携について知りたい
  • API連携のメリット・デメリットが知りたい
  • API連携の事例がみたい
  • これからAPI連携を考えている

\ GMOおみせアプリのAPI連携 /

目次

APIとは

APIとは?
APIとは具体的に何ですか?

APIは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェイス」の略で、プログラムやサービスが外部とやり取りをするための仕組みのことです。
例えば、あるWebサイトのAPIを利用することで、そのサイトの情報を別のアプリケーションやプログラムに簡単に組み込むことができます。
APIは、開発者が作成し、ほかのアプリケーションやサービスで連携させることができるため、非常に便利なものです。

もう少しわかりやすく解説しましょう。

【参考資料】
~POS・顧客システム・アプリ連携~POSシステム・顧客管理システム・レジ周りのアプリのAPI連携で、管理をよりスムーズに。API導入メリットとAPIによる課題解決について解説します。
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APIはソフトウェアのプログラム共有を助けるもの

APIを初心者の方のもわかりやすくいうなら、ソフトウェア同士がプログラムを共有するための接点です。

さきほどの正式名称の最後にインタフェースという言葉がありますが、これは接点という意味の言葉になります。

たとえばAのプログラムを搭載したソフトウェアがあり、そこにBというソフトウェアに搭載したプログラムも一緒に使用したいという状況とします。

以前は直接共有ができないため、また1からBのプログラムの開発をしなくてはなりませんでしたが、それはAPIの登場により不要になりました。

APIの登場で、プログラムを1から構築しなくてもデータベースを同じ状態で利用することが可能になったのです。

Web APIとは

Web APIとは

Web APIとは、ウェブ上で公開されていて、必要に応じて呼び出して使用することができるAPIの一種です。APIはさまざまな種類が存在しますが、その中でもWeb APIは広く用いられています。

基本的に多くのWeb APIは無料で提供されており、これが一因となって広く利用されています。よく使われるWeb APIの例としては、InstagramやTwitterのAPIや、Google、YahooのAPIなどが挙げられます。

APIの種類とその特性

APIの種類特徴プロトコルデータ形式インターフェース定義メッセージングスタイルサポートの範囲
RESTful APIシンプルに使えるHTTPJSONやXMLURIとHTTPメソッドを用いる、特定のインターフェース定義書は不要リクエスト/レスポンス広範囲
SOAP APIエラー対策やセキュリティ面が強固HTTP, SMTPXMLインターフェースの設計書(WSDL)があるリクエスト/レスポンス広範囲
GraphQL API必要なデータのみを効率的に取得可能HTTPJSONクエリ言語でデータの形を指定する一回のリクエストで複数のデータを取得可能限定的
JSON-RPC APIシンプルな操作が可能カスタムプロトコル(主にHTTP)JSON特定のインターフェース定義書は不要リクエスト/レスポンス限定的
OAuth APIアプリの利用を安全にする、認証・認可を行うカスタムプロトコル(主にHTTP)通常はJSONトークンベースの認証方式、特定のインターフェース定義書は不要リクエスト/レスポンス限定的

API連携とは

API連携とは異なるアプリケーションやシステム間でデータや機能を共有すること
API連携とは

API連携とはAPIを活用したアプリケーション同士の連携のことです。

API連携を利用することで、システムやサービスのアプリケーションを0から開発する必要がなく、簡単に他のサービスと連携し、サービスを拡張することができます。

APIを活用することで、アプリケーションの垣根がなくなりAPI連携を行うことが可能となります。

APIのイメージ構造

API連携のプロセスに関する用語を下記にまとめました。イメージが湧きやすいよう、「美味しいレストランの料理をデリバリー注文する方法」で例えています。

スクロールできます
API連携のプロセスに関する用語「レストランのデリバリー」を例にした場合
API連携おいしい料理を届ける「デリバリーのシステム」
APIレストランの店員
API連携に関するルールデリバリー可能なレストランのメニュー
リクエスト料理の注文
リクエストの処理注文がきた料理を作る
レスポンスでき上がった料理をデリバリーする
APIキーデリバリーしてもらうために必要な住所情報や料金

デリバリーで注文すれば、自分で材料を購入し、料理をしなくても、美味しい料理を取り寄せられます。

同じようにAPIを連携させることで、自分でアプリケーションを開発しなくても、必要なシステムやWebサービスを手に入れることができます。

API連携【弊社GMOおみせアプリ活用例】

弊社のアプリ開発サービス、GMOおみせアプリは多彩な機能と幅広い汎用性が特徴です。他のパッケージアプリより多機能で自由に、かつ、オリジナルアプリを開発することにより低コストで企業やお店にアプリを導入することができます。

ここでは弊社のGMOおみせアプリを活用したAPI連携の事例をお伝えします。

アプリ・既存CRM連携【全体像図解】

会員情報や購入履歴などが自動的に連携される

アプリ・POS連携【全体像図解】

会員情報や購入履歴、ポイント情報などが自動的に連携される

その他、

  • 予約連携
  • データ連携
  • ポイント連携
  • ECサイト連携
  • POSレジ連携

などが可能です。

詳細はこちらからお問い合わせください。

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API連携の事例

API連携の図

では、ここから一般的なAPI連携の事例をいくつかご紹介させていただきます。

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SNSのAPI連携事例

SNSはAPI連携の代表格というくらい多く利用されるツールです。

LINE、X(旧Twitter)、Instagram、またFacebookなどがAPIを発行しています。先ほども解説したAPI連携を活用したログイン認証、連動した商品紹介、集客など多くの目的で活用できるのです。

この中でよく利用されている事例をあげるならばInstagramのAPI連携です。

InstagramのAPIを利用することで、たとえば特定のハッシュタグを使った投稿だけをWEBに表示したり、イベント時に半径100m以内での投稿のみに絞りWEBなどに表示することでき、集客に活用した事例があります。

LINE|集客に活用する

LINEが公開している「LINE API Use Case(ユースケース)」は、コミュニケーションツールとしてだけではなく、店舗の集客に活用できるサービスも多く扱われています。

▼代表的な活用事例

LINE予約システムLINEから24時間予約可能
LINE Payアプリを使用した決済システム
LIFFアプリテーブルオーダーシステム

YouTube|競合に差をつける

API連携によりYouTubeの再生回数を伸ばし、競合との差をつけることが可能です。

▼代表的な活用事例

guideCategoryYouTubeがチャンネルに関連付いたカテゴリを自動的に提示
thumbnail動画内容に関連付いたサムネイル画像を提示
playlistItem自動的にプレイリストを作成

Twitter|リサーチに活用する

  • Twitter API
  • 地域のトレンドを取得する
  • その他
  • APIが有料化

Instagram|ユーザーの反響を可視化する

  • 基本表示API
  • メッセージAPI
  • グラフAPI
  • 写真・動画・口コミを収集して自社サイトに表示させる
  • インフルエンサー投稿やいいね数の抽出

POSレジのAPI連携事例

POSレジもAPI連携が利用されるシステムです。

既存のPOSレジだけでは対応できない機能をAPI連携で広げることができるようになりました。外部データと連携する際にはPOSレジ側でも自動的に更新され、興味のある商品なども把握することができます。

ある顧客の事例ですが、販売・商品管理やCSR(顧客管理機能)・アプリとの連携をしている事例があります。

API活用でPOSレジ上でどの商品がどれくらい売れているのか把握ができるため商品の在庫管理を簡単にしています。

また、複数店舗での売り上げデータ管理も一元化することができるため、戦略的にデータマーケティングを行える点もメリットの一つです。

たとえばPOSとアプリをAPIで連携させることで、POSレジのより細分化された情報を活かした販促も可能になります。

スマレジ|小売点での活用におすすめ

スマレジでのAPI連携は、データ更新機能が特徴です。以下のような小売店の経営に関する重要なデータを外部システムを使用して、登録や更新などができます。

  • 商品情報
  • 在庫情報
  • 顧客情報 など

データは常に最新情報へと更新されるため、小売店での活用におすすめです。

Orange-POS|フランチャイズ経営者におすすめ

Orange-POSのOrange APIは、簡単な連携方法が可能であり、以下のような幅広いシステムと連携ができます。

  • 顧客管理システム
  • 会計システム
  • ECサイト など

すでにPOSシステムを採用していても、Orange-POSであれば、API連携で基幹システムとつながることが可能です。そのため、フランチャイズといった複数の店舗を運営している経営者の方におすすめです。

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POSのデータをアプリと連携させるためにはなにが必要になるのか

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ECサイトのAPI連携事例

ECサイトのAPI連携事例を紹介します。ECサイトはAPI連携の事例としてよく扱われています。

楽天やAmazon、Yahooショッピングなどの大手モールのアカウントと連携することが多いです。

単純に自社ECだと露出が少ない場合もありますが、大手モールとの連携でその弱点をカバーすることができ、売り上げアップを目指すことができます。

さらに発展した事例ですが、大手モールのAPだけではなく、基幹システムやWEB・アプリとのAPI連携を活用し、WEB・実店舗・大手モールの商品在庫・顧客の購入情報を一元管理している事例があります。

API連携により手間を極力減らしているだけではなく、たとえばWEBやアプリなどの販促ツールを使い、ECから実店舗・大手モールへの送客を促進するという使い方も実践しています。

Amazon|大規模なコストカットが見込める

Amazonの運営するAmazon API Gatewayは「フルマネージド型サービス」です。APIの作成から公開、モニタリング、情報の保護まで行えます。

▼代表的な活用事例

  • 商品の最新情報
  • 1日ごとの販売額・紹介料の推移

また、Amazon API Gatewayでは最低料金や初期費用が発生しません。リクエストを受けたAPI のリクエストとレスポンスのデータ量に応じて、料金が発生します。そのため、大規模なコストカットが見込めます。

楽天|オリジナル機能を追加できる

楽天市場の商品販売プログラムに加えて、以下のようなオリジナル機能を追加できます。

  • 商品検索API
  • 楽天商品ランキング
  • 楽天ジャンル検索API

さらに、パートナー(※)として楽天とAPI連携を行えば、カード決済・受注データ・在庫データといったデータの活用が可能です。

(※)楽天のパートナーである出店店舗は、RMS(Rakuten Merchant Server) Service SquareというECサイトに関する運営支援サービスを受けられます。

Shopify|ECサイトのデザインを刷新できる

Shopifyとは、175カ国100万以上のネットショップで利用されている、世界最大のプラットフォームです。

代表的なShopifyのAPIには、以下のようなものがあります。

  • Partner API
  • Shopify Themes
  • Shopify Admin API
  • Shopify Storefront API
  • Marketing activities API

Shopifyはデザインや追加機能が豊富なため、実店舗の雰囲気に近いECサイトが実現可能です。

クラウドサービスのAPI連携事例

クラウドサービスを介したAPI連携の活用はビジネスに限らず、日常的にも多く利用されています。
Google、Microsoftは、API連携で利用可能な機能を多く提供しています。

Google|個人でも使用しやすい

Googleで公開されているAPIのシステムは、個人でも使用しやすく、世界中の人々が無料でアクセスできるように公開されています。

▼代表的な活用事例

  • Gmail
  • Google Analytics
  • Google Cloud
  • Google Calendar

Google APIを活用することで、集客やサイト運営だけではなく、業務の情報管理といった効率化を図れます。

Microsoft|リアルタイムに更新可能

Microsoft Graph APIでは、Microsoft365のデータと自動制御システムを用いて、数百万人ものユーザーと対話が可能です。

▼代表的な活用事例

  • Microsoft Teams
  • Office Online
  • Microsoft 365 for business

クラウドサービスと連携することで、カレンダーやタスク管理、ファイルなどにおける共有の手間を減らし、業務の効率を上げられます。

企業の業務効率化におけるAPI連携事例

API連携は、業務効率化にも有効です。

ここでは、企業活動に特化したAPI連携の事例を3つ紹介します。

Salesforce|営業担当者との連携がスムーズになる

Salesforceは営業向けのシステムです。

提供されている主なAPIは、以下の通りです。

  • SOAP API:最も標準的なAPI。パスワード管理・メール送付・データの取得など
  • Bulk API:大容量のデータ取得
  • REST API:実装が簡易・軽量のデータ処理
  • ストリーミングAPI:プッシュ通知

Salesforceと請求管理システムMakeLeapsを連携すれば、セールスフォース上にある営業データをMakeLeapsに読み込み、見積り作成、請求、入金管理を行うことが出来ます。

サイボウズkintone|事務作業を効率化できる

kintoneは、kintoneのサービス間や、多数の外部ツールと連携できます。

クラウドツールと連携すると、kintone内でさまざまな業務を管理できるため、生産性の向上や事務作業を効率化できます。

kintoneで連携可能なツールとして主なものを以下にご紹介します。

  • Excel
  • Slack
  • LINE WORKS
  • Amazon
  • Googleカレンダー(マップ・コンタクト)など

また、業務をサポートするサービスが200種類以上存在するため、組み合わせ次第でkintoneの可能性を広げられます。

GMOサイン|契約業務を効率化できる

GMOサインは電子契約サービスで導入企業数No.1を誇る、契約業務をオンラインで完結させられるサービスです。

※2020年2月時点

月額料金は9,680円で1送信あたり110円〜と低価格で使えることが、導入数が多い理由といえるでしょう。

なお、API連携には、月額11,000円とシステムに応じた初期費用が別途かかります。

前述したSalesforceやkintoneはもちろん、多数のシステムとAPI連携が可能です。

※価格は税込表記

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API連携を行う実装方法の手順

ここからは、大まかなAPI連携を実装する手順について紹介します。

API連携を活用する際にお役立てください。

STEP

目的から連携するAPIを選定する

最初に、連携する目的を明確にしましょう。

連携する目的とは、たとえば自社で業務効率化を考えており、自社では開発が難しい機能を実装させたいなどです。

目的が明確になれば、それを解決してくれるAPI連携先を探し、連携にかかるコストや、業務時間の削減時間を確認しましょう。

STEP

連携したいAPI提供会社のユーザー登録を行う

API連携先を選定したら、API連携先の会社にユーザー登録をします。

ユーザー登録には、以下のような項目の入力が求められます。

  • ソフトウェアの名称
  • ソフトウェアの概要
  • 利用の目的
  • お住まいの国 など

なお、ユーザー登録をしてもすぐに利用できるわけではなく、APIの利用審査で1、2日を要することがあります。

STEP

APIキー・シークレットキーを取得する

ユーザー登録を終えたら、APIを使用する際に必要になる、「APIキー」と「シークレットキー」の取得を行います。

取得方法は提供を受けたい会社によって異なります。

APIキーとシークレットキーとは、ユーザーの識別や認証など、Webコンテンツにログインする際に用いられるコードです。

APIキーとシークレットキーはセキュリティに関わる重要な情報で、半角の英数字がランダムに設定されています。

APIキーについて

APIを利用する上で大事なのがAPIキーです。

APIキーについては以下の図で説明しますが、例えばAのプログラムがBのプログラムを使いたい!というとき、それを許可するために必要となるAがB側に渡す情報のことです。

B側のプログラムをそのまま渡すとセキュリティ上に問題がありますし、その使用条件や使い方を説明する必要があります。

特定のAPIを利用するのに必要な情報がAPIキーです。

もう少しAPIやAPIキーをわかりやすくお伝えしたいため、今回は料理に例えます。

たとえばレストランで美味しい料理を食べて、「美味しいから自分の家でも作りたい」と思ったとしましょう。

レシピがなく1からその料理を作るとしたら、すごく時間のかかる作業になるのは想像できますよね。材料や作り方を調べたりしないといけないですし、また仮にレシピがあってもまったく同じ味にはならないかもしれません。

ただデリバリーして同じお店で同じ方が作っている料理を取り寄せれば、家でもほぼ同じ味を楽しめますよね。

この話でいえば、デリバリーという共有できる仕組みがAPIで、それに必要な住所の情報やお金がAPIキーにあたります。

STEP

APIを実装する

APIキーとシークレットキーの取得ができたら、仕様書に沿ってAPI連携を行います。完了後は、APIが正常に作動するのかのテストをしましょう。

API連携のサンプル:OpenAIとGoogleスプレッドシートを連携

前提条件

OpenAIの公式ウェブサイトでアカウントを作成してAPIキーを取得してください。

Google スプレッドシートの準備
  • A1セルに「プロンプト」と入力します。
  • A2セルに具体的なプロンプト内容、例えば “Translate ‘Hello’ to French.” などを入力します。
  • B1セルに「結果」と入力します。
GASでのコードの記述: 以下のコードをGoogle Apps Scriptのエディタに貼り付けます。
function callOpenAI() {
    var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
    var prompt = sheet.getRange("A2").getValue();
    
    if (!prompt.trim()) {
        sheet.getRange("B2").setValue("プロンプトが入力されていません。");
        return;
    }
    
    var apiUrl = "https://api.openai.com/v1/chat/completions";
    var apiKey = "YOUR_OPENAI_API_KEY"; // OpenAIから取得したAPIキーに置き換えてください。
    
    var headers = {
        "Authorization": "Bearer " + apiKey,
        "Content-Type": "application/json"
    };
    
    var payload = {
        "model": "gpt-3.5-turbo", // この行を修正
        "messages": [
            {
                "role": "system",
                "content": "You are a helpful assistant."
            },
            {
                "role": "user",
                "content": prompt
            }
        ]
    };
    
    var options = {
        "method": "post",
        "headers": headers,
        "payload": JSON.stringify(payload)
        // 一時的にmuteHttpExceptionsを削除してエラーメッセージを表示
    };
    
    try {
        var response = UrlFetchApp.fetch(apiUrl, options);
        var jsonResponse = JSON.parse(response.getContentText());
        
        var output = jsonResponse.choices && jsonResponse.choices[0] && jsonResponse.choices[0].message.content.trim();
        sheet.getRange("B2").setValue(output || "Error: Unexpected response from API.");
    } catch (error) {
        sheet.getRange("B2").setValue("Error: " + error.message);
    }
}
実行
  • Google Apps Scriptのエディタで上記の関数callOpenAIを実行します。
  • スプレッドシートのB2セルに結果が表示されます。

API連携時の注意点

APIキー、シークレットキーの使い回し:
APIキーとシークレットキーは、アプリケーションとAPI間のセキュリティを保護するための重要な情報です。これらのキーを使い回すと、他のサービスや個人があなたのアカウントにアクセスできる可能性があります。セキュリティを保つために、異なるプロジェクトやアプリケーションごとに異なるキーを使用することが重要です。

権限の拡大:
API連携時、必要最低限の権限だけを付与することが重要です。原則として、APIへのアクセスには最小限の権限を与え、不必要なデータや操作へのアクセスを制限することでセキュリティを向上させます。適切な認証と権限管理を行いましょう。

従量課金制の場合にリクエスト回数がAPIの上限に達する:
従量課金制のAPIを使用する場合、リクエスト回数がAPIの制限に達する可能性があります。これにより、アプリケーションの機能が制限される可能性があります。APIの使用方法やデータのキャッシュなどを検討して、制限に達することを防ぐ対策を講じましょう。

海外API使用時の時差によるトラブル:
海外のAPIを使用する場合、タイムゾーンの違いや通信遅延が問題となることがあります。APIからのレスポンスが遅れたり、タイムゾーンの違いによってデータの解釈が難しくなることがあります。必要に応じて、タイムゾーン変換や通信遅延の考慮を行い、正確なデータの取得と処理を確保しましょう。

これらの注意点に気を付けることで、API連携プロジェクトをスムーズに進め、セキュリティやパフォーマンスの問題を最小限に抑えることができます。

API連携について知識の深め方

APIを活用することで、業務の効率化を図れます。しかし、API連携について知識を深めずにAPIの活用を試みると、業務効率をアップさせるどころかダウンさせる結果になることもあります。そこで、以下に挙げる3つの方法で、基礎知識を身につけておきましょう。

アプリケーション開発のスキルを習得する

アプリケーション開発のスキルを習得するためには、以下のステップや要点に注意を払うことが重要です。

プログラミング言語の習得:
アプリケーション開発においては、使用するプログラミング言語の知識が不可欠です。リストに挙げられている言語(C言語、Java、Ruby、Python、PHP、JavaScriptなど)は、それぞれ異なる特性や用途を持っています。アプリケーションの目的や要件に応じて、適切なプログラミング言語を選定し、その言語の基本構文や特徴を習得しましょう。

APIの利用方法の学習:
APIを呼び出すためには、APIのドキュメントや仕様を理解する必要があります。APIのエンドポイント、リクエストとレスポンスのフォーマット、必要なパラメータやヘッダーなどについて学習しましょう。これにより、APIとの通信方法を把握し、正しいデータの送受信ができるようになります。

プログラミング技術の向上:
選んだプログラミング言語に関する深い理解とスキルを磨くことが重要です。基本的な制御構造(条件分岐、繰り返し)、データ構造(配列、リスト、マップ)、関数の作成などの基本的なプログラミング技術を習得し、より複雑なアプリケーションを構築できるようになりましょう。

デバッグとエラーハンドリング:
アプリケーション開発では、デバッグとエラーハンドリングのスキルも必要です。プログラムが意図どおりに動作しない場合に、問題を特定し、修正する能力が求められます。ログの解析やデバッグツールの使用方法を学び、効果的に問題を解決できるようになりましょう。

フレームワークとライブラリの活用:
特定のプログラミング言語には、アプリケーション開発をサポートするフレームワークやライブラリが存在します。これらを活用することで、効率的な開発が可能になります。例えば、Webアプリケーション開発にはDjango(Python)、Ruby on Rails(Ruby)、Spring(Java)、React(JavaScript)などのフレームワークがあります。

最終的に、アプリケーション開発に関するスキルは経験を通じて磨かれるものです。小さなプロジェクトから始めて徐々に難易度を上げていくことで、実践的なスキルを高めていくことができます。

APIに関連する書籍を読む

最初に行うこととして、書籍による知識習得をおすすめします。プログラムの設計に詳しい方ではなくても、APIについてわかりやすく解説している書籍が増えています。ただし、書籍を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

▼APIに関連する書籍を選ぶ際の注意点

  • 基本的なAPIの知識からURI設計・HTTP通信に至るまで具体的な内容が記載されている
  • 技術的な側面からだけではなく、ビジネスの要素も踏まえたAPI開発の説明が記載されている
  • APIの活用事例を業界ごと、商品ごとに分類して解説されている

APIの活用が自社のサービスにおいて、どのような可能性を秘めているか学習できる書籍を選びましょう。

APIを導入している企業分析をする

基礎知識を押さえたら、実際にAPIを導入し、顧客サービスの向上や業務改善などの結果を出している企業の分析を試みてください。

自社に類似した事業内容・組織形態である企業のAPI導入事例を分析することで、客観的な視点からAPI導入前後に発生し得るリスクやメリットなどを考察できます。

専門家からのアドバイスを得る

書籍や企業分析から得た知識で不足している点については、専門家からのアドバイスを得ましょう。

専門家の視点から得られるアドバイスにより、想定していなかった気づきや提案を得られる可能性があります。ぜひ専門家が多く集まるコミュニティをWebサイトで検索してみましょう。

API連携をするメリット

API連携には以下のようなメリットがあります。

システム・サービスの質の向上が可能

API連携をすることで、簡単にシステム・サービスの質が向上可能です。

1から機能の構築をする必要がなく、既存のAPIを利用することで色々なサービスの共用利用ができ、システム・サービスの質も向上することができるのがメリットといえます。

開発の効率化

システムやサービスを1から開発する必要がないため、リソースを大きく削減することが可能です。

そのため、開発に関してもよりスピードを早めることが可能です。開発に使っていたリソースをたとえばもっと必要なリソースに回したりすることができます。

それはひいてはサービスの質の向上や、より売り上げに貢献できるシステムの開発をすることができるため、API連携には大きなメリットがあります。

開発コストの削減

主要な開発工程の不要化:
一部の場合、既存のAPIを使用することで、設計・開発・テストなどの主要な開発工程を回避することができます。これは、既に他の企業や個人が開発済みの機能を利用することで、効率的にアプリケーションを構築できる利点です。ただし、アプリケーションの独自性や特別な要件がある場合は、カスタマイズが必要かもしれません。

無償APIの利用:
一部のAPIプロバイダは、無償で基本機能を提供しています。これにより、アプリケーションの開発コストを大幅に削減することが可能です。ただし、無償のAPIは機能制限や利用制限がある場合があり、必要な機能や使用回数が制限されることに留意する必要があります。

有償APIのコストメリット:
有償のAPIを利用する際にも、開発コストの削減が期待できる場合があります。有償APIは通常、より多くの機能や高度なカスタマイズオプションを提供し、スケーラビリティやパフォーマンスの向上を図ることができます。また、有償APIの利用に伴うランニングコストが、アプリケーションの開発・保守にかかるコストよりも割安である場合もあります。

セキュリティ面

セキュリティ面の向上というのもAPI連携の大きなメリットです。

たとえばアプリ内、もしくはECサイトなどで購入をする際に、会員登録の機能を構築するより、多くの場合はFacebook、Twitter、Googleなどのセキュリティの方が強固です。

ユーザー目線でみても、大きな会社のセキュリティの方が信頼でき、利用率の向上につながります。

データの連携を円滑化

公開されているアプリには、さまざまなサービスがあります。

そのため、API連携するアプリの組み合わせ次第で、多様なサービス展開が可能です。

また、さまざまなサービスとAPI連携することで、作業や処理の自動化ができます。

例えば、GoogleとChatWorkでAPI連携を利用していると、アンケートをとった際にアンケートの集計やチーム内での共有が自動で処理されます。

▼アンケート結果の共有一例(GoogleとChatWorkのAPI連携)

  • Google Formでアンケートをとる
  • Google Spredsheetにアンケート結果が自動で表示される
  • Chatworkに更新通知と共に情報が共有される

顧客満足度の向上に貢献

API連携を導入すると、顧客満足度の向上につながります。

なぜなら、自社にはないサービスを提供しているコンテンツとAPI連携することで、さまざまなサービスや機能を顧客に提供できるためです。

たとえば、TwitterやFacebookなどのSNSを利用したログイン認証を実装すれば、セキュリティ面を向上させられます。また、既存のSNSを活用するため、顧客に会員登録を新たにしてもらう手間も省けます。セキュリティ面の向上や利便性の向上は、顧客の満足度につながるでしょう。

API連携のデメリット

このようなメリットのあるAPI連携ですが、デメリットはあるのかなと気になる方もいますよね。

大きなデメリットに関してはあまり言われてないですが、強いていえばAPIを提供する企業への依存があります。

たとえばなんらかの利用で企業が停止してしまった場合には、ソフトウェア開発が止まるというデメリットがあります。

API提供先への依存

API連携には、自社でシステム・サービスの開発をする必要がないといった恩恵を受ける半面、API提供元に依存してしまうというデメリットも抱えています。
たとえば、API提供元の企業がサービスを停止した場合には、自社のサービスに多大なる影響が生じます。

サーバーへの対処

API提供元のサーバーに障害が起きると、自社のサービスに影響を及ぼし、不具合が生じることがあります。

さらに、この不具合に対しては自社で対応できないという問題点も有しています。
そのため、APIを連携するにあたり、あらゆるトラブルを想定し、対応策を練っておくことが必要です。

API連携のまとめ

API連携に関してここまで解説させていただきました。

API連携のことが、記事を読む前よりも少しでもご理解頂けたなら幸いです!

ちなみにもしこれからAPI連携を検討していたり、集客・販促分野でAPI連携を運用するなら弊社のGMOおみせアプリがオススメです。

ご紹介させていただいたPOSレジ・データ・SNS・ECとの連携はもちろん、ポイントシステムや会員証機能など、幅広い機能のAPI連携に対応しているツールです。

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