Z世代向けのマーケティングを解説!|成功事例、ミレニアル世代との比較

Z世代向けのマーケティングを解説!|成功事例、ミレニアル世代との比較

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Z世代」という単語が注目を集めて久しくなりました。

これから経済の中心になっていくと言われ、これまでの世代とは違う価値観を持っている層がZ世代です。

新しい価値観を持ち、どのようなマーケティング手法がZ世代に有効でしょうか。

ミレニアル世代との比較を解説しつつ、マーケティングの成功事例を紹介します。

目次

四畳半の物件が人気になる世代

現在、Z世代、ミレニアル世代を中心に人気が高まっている駅近の四畳半程度の物件の事例を紹介します。セカンドハウスではありません。

お金がないから狭い部屋に住むことは昔の話です。Z世代やミレニアル世代には広い部屋が必要ありません。

  • 食事は外食やコンビニで済ませる
  • 洗濯はコインランドリーで可能
  • 仕事や勉強はネットのあるカフェで十分
  • 友人と会う時は外でいい

肩書があり、お金に余裕があっても、狭い部屋で十分な点がZ世代とミレニアル世代の特徴です。

Z世代について

Z世代とは、1990年代後期から2000年代の初め頃に生まれた若年世代です。

Z世代は生まれた時からIT技術やインターネットの成熟後に育っています。

  • ブランド名よりも本質
  • 好きなものへはお金をかける
  • 体験重視

といった価値観を持っています。

ハードウェアにおいては、スマートフォンが中心となっています。

特に今の学生は動画・SNSが中心の世代で、今後はトレンドの担い手として、大きな注目を集める存在です。

比較:ミレニアル世代について

Z世代との比較対象としてミレニアル世代を解説します。

ミレニアル世代とは、アメリカで2000年代に社会人・成人となる世代を指します。

インターネットが急速に進んだ時代に育ち、情報リテラシーも高い傾向があります。

また、情報検索やSNSを使いこなし、ITに親しんでいる点も特徴です。

比較的若いという点ではZ世代もミレニアル世代も同じです。

一方、Z世代は前述のとおり、生まれた時からインターネットやSNSに触れているため、「デジタルネイティブ」と呼ばれています。

Z世代の特徴

「デジタルネイティブ」と呼ばれるZ世代のITに関する傾向を解説していきます。

インターネットの利用動向

全年代の「LINE」利用率はもっとも高く、86.9%。各年代で高い結果が出ています。

「Twitter」の利用率は10代及び20代といった若年代の利用率が高くなっているほか、30代や50代の利用率も伸びました。

逆に「Facebook」は前回の総務省調査より、多くの年代で減少傾向にあります。

動画共有系では「YouTube」が全年代及び各年代で高い利用率です。

全体でも「LINE」に次いで高くなっています。

参考:総務省「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要

Z世代マーケティングにおけるポイントを一覧で紹介

若者消費キーワード

体験消費・参加型消費旅行・イベント等
時間を共有する「こと」に価値を感じる
メリハリ消費自分が価値を見いだせるものに

お金と時間を投資。あとは節約

間違えたくない消費お買い物に慎重
失敗したくない
応援消費・親近感消費社会や他者への意識貢献が高く、

応援したい・親近感を感じるものにお金を使う

引用元:Z世代のリアルな4つの価値観 5年後のマーケティング戦略を立てるために必要なコト

体験消費・参加型消費とは、ものよりも「こと」に価値を感じることで非日常にお金をかける傾向が強いことを示しています。

間違えたくない消費とは、Z世代は買い物に失敗したくない傾向にあります。その結果、Z

世代は情報収集に力を入れ、口コミなどを重視しています。

メリハリ消費とは、自分がお金と時間を使っても惜しくないものやことに消費し、その他は節約することです。

応援消費・親近感消費とは、ファンであるものにお金や時間を使うことです。Z世代はアーティストやアイドル、漫画やアニメ、YouTuberなどのいわゆる「推し」に親近感を抱き、応援のためにお金を使うことで満足感を得ています。

Z世代マーケターがすすめるパルス型消費行動

こちらでは、Z世代のマーケティングに参考になる「パルス消費行動」について紹介します。

パルス型消費行動は、スマホやウェブサイトを見ている時に、突発的に購買意欲が発生し、瞬間的に購入を完了させる消費行動です。

スマホでいつでも買い物ができる時代です。

スマホを閲覧しているウェブページや広告が瞬間的に購買意欲を発生させて、購入に至るという、まさに新しい時代の消費行動と言えます。

パルス型消費行動の理由を分析すると「なんとなく」「ピンときた」などの直感的なもので購入することが多いことが分かっています。

【Z世代マーケターが解説!】今注目のパルス型消費行動とは?で詳しく説明しています。ご興味のある方はご一読ください。

TikTokを活用した事例

TikTokとは、15秒(撮影時間は最大60秒)のショートムービーを配信・閲覧することができる動画共有アプリです。

特に若者からの関心を集めています。

コカ・コーラ「#リボンでありがとうチャレンジ」

コカ・コーラ社が出したリボンボトルと一緒に動画を撮影し、TikTokに投稿するキャンペーンがありました。

ハッシュタグを付けて動画を投稿することで参加可能で、選ばれた人には渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンに動画を放映される権利が得ることができるというものです。

また、100名に1,000円分のクオカードをプレゼントする副賞もあり、無形と有形の景品があるTikTokでは珍しい例でした。

ポイントは、インフルエンサーを活用してお手本を真似してもらうことです。オリジナルの楽曲を繰り返し訴求することで、さらに商品のプロモーションにつなげることができます。

※インフルエンサーとは

インターネット上で大きな影響力を持つ著名人や一般人、ブロガーなどの情報発信によって、ユーザーに大きな影響力がある人をインフルエンサーと呼びます。

ワイモバイル「#と思いきやダンス」

18歳以下を対象とした「ワイモバ学割」を広めるため、ワイモバイルが行った、テレビCMやYouTube、TikTokを使ったキャンペーンです。

TikTokで「#と思いきやダンス」動画を投稿した人1名にテレビCM出演権を景品としました。

テレビCMでは吉岡里帆氏、芦田愛菜氏などの若者に人気のある芸能人を採用しました。

そうすることで、1億回以上再生させることに成功しています。

Instagramを活用した事例

Instagramは特に若い世代に人気のあるSNSです。

企業がInstagramを使った事例について紹介します。

ペヤングペタマックス「豪快に盛る」

ペヤングソース焼きそばの7.3倍ある、ペヤング史上最大級のボリュームがある商品を発売したことにより、話題を呼びます。

有名YouTuberのHIKAKINさんやはじめしゃちょーさんなどが動画で企画として取り上げました。

その企画を真似てYouTuberやインフルエンサー気分が手軽に味わうことができるとし、一気に広まることになります。

ポイントは、話題性のある商品づくりです。とくに見た目が豪快な料理や商品を提供することで、Instagramでの拡散も期待できるでしょう。

女性向けメディアSucle「映えから有益性へ」

「きょうのわたし、愛しいわたし」をコンセプトにファッションやコスメなどの女性向けトレンドを発信しているSNSメディアです。

トレンドを先読みした、読み応えのある雑誌のようなコンテンツ作りを行っています。

Instagramの総フォロワー数は60万人を超えています。

ポイントは、単なる見映えが良いコンテンツはすでに終わりを迎えている点です。Instagramでは、画像を複数用意し、プレゼンテーション形式で価値のある情報を伝えるコンテンツがトレンドとして注目されています。

その他の活用事例

ここでは、リアルな体験でZ世代にアプローチする手法について解説します。

オフラインの活用事例

Z世代はデジタルネイティブですが、店舗に買い物に行くことを好む傾向にあります。

上記Z世代マーケティングにおけるポイントを一覧で紹介でも触れましたが、お買い物に慎重で間違えたくないと考えています。

そのため、実店舗で実物を確認することや、スタッフのアドバイスを求めています。

また、ユニークさを重視する傾向もあると言われているため、リアルでコミュニケーション力の高いスタッフや、商品を網羅することがアプローチとしては有効です。

アナログ回帰の活用事例

時代の流れに逆らうことで売り上げを伸ばした商品があります。

現在は、スマホでの写真撮影が当たり前です。しかし、インスタントカメラ類の「写ルンです」や「チェキ」が再ブームを起こしています。

スマホではすぐに写真を確認できます。

「写ルンです」や「チェキ」は現像にタイムラグがあるため、仕上がりを待つ間のワクワク感が楽しいと評判です。

また、仕上がりにノイズがあったりする点が「エモい」と話題です。

ファッションではよくあることですが、トレンドは循環します。ひと昔前の流行を再帰させるようなコンテンツを作成することもひとつの手段でしょう。

まとめ

SNSを活用した事例から、リアルでのマーケティングについて触れましたが、どの時代でも、トレンドの担い手になるのは若者です。

若者の興味を引くようなコンテンツ作成が企業戦略としては重要になってきます。

当ブログでは他にもマーケティングに関わる記事を公開しておりますので是非参考にしてください。

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