SEO対策とは- 初心者でも分かるSEOの基礎 -ブログでキーワードを意識する理由

SEO対策とは- 初心者でも分かるSEOの基礎 -ブログでキーワードを意識する理由

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インターネット上の検索結果ページで、自身の持つブログやWebサイトをできるだけ上位に表示されるように対策することを「SEO対策」と呼びます。

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」という意味になります。

Webサイトのなかにコンテンツ(記事など)を作っていく際、できるだけ検索されやすいキーワードを選び、SEOに効果的なコンテンツ、Webページを作っていこうとする取り組みを、「コンテンツSEO」と呼びます。

ここでは、SEO対策をする理由について説明し、それから具体的な方法について解説していきたいと思います。

目次

Webメディアの特性と、SEO対策の重要性


まずは初心者が理解しやすいように、私達が実際どのように検索エンジンを利用しているか考えてみましょう。

たとえば、京都に旅行に来てラーメン屋に行きたいと考え、グーグルで検索をする場合は、どのような調べ方をするでしょうか?

検索エンジンのページに「京都 ラーメン」といったキーワードを入力して、検索をしますよね。そして、その時、おそらく1ページ目に表示されたサイトやブログへ進み、調べていくのではないでしょうか?

逆に考えた場合、検索結果の上位に表示されていない状態では中々閲覧してもらえないということはご理解頂けるかと思います。

Webサイトやブログは「閲覧してもらえてはじめて効果がでる」メディアです。

これが、テレビや雑誌、新聞とはまったく異なるWebメディアの特性です。

上記より、SEO対策、つまりは検索エンジンの上位表示されるように、意識してWebサイトを作る必要性が理解できると思います。

ちなみに、SEOに関して「検索エンジン」とは、ほぼグーグルのことを差します。他にYahoo!Japanやdocomoなどといった無料の検索サイトもありますが、シェアはグーグルが圧倒的です(Google 63.20% Yahoo! 21.36% docomo 8.83%)。

【参考・参照】

【ferret】SEO対策とは - 初心者でも分かるSEOの基礎 –

さらに、Yahoo!Japanはグーグルの検索技術を利用しているため、検索順位はほぼ同じです。つまり、SEO対策とはグーグルでの上位表示を目指してWebサイトを作っていくことだと言えます。

コンテンツSEOとは|良質なコンテンツで評価を上げる

コンテンツSEOとは、クオリティの高いコンテンツを継続して作成し、検索結果の上位に表示されるようにして、集客をする手法のことです。

クオリティの高いコンテンツは閲覧者が求めている情報を提供できるコンテンツのことです。

例えば、「京都の観光地」のコンテンツを作成したい場合は「京都 観光地 ランキング」「京都 観光地 寺」などの検索ワードでそれぞれコンテンツを作成します。

閲覧者が求めている情報に合った記事が多いとアクセス数が増加し、上位表示を狙えます。

コンテンツSEOが注目されている背景

近年、コンテンツSEOが重視されるようになった背景として「ブラックハットSEOへのペナルティ」「SNSでの拡散が流行した」「キーワード次第ではTOPページよりも記事優先度が高い」の3つが考えられます。

それぞれ、詳細を解説します。

ブラックハットSEOへのペナルティ

 

ブラックハットSEOはクオリティの低いコンテンツを上位表示させるために不正をするものです。

代表的なブラックハットSEOの手法は

  • 被リンクを大量に設置
  • 質の低いコンテンツ(ワードサラダ)
  • 他のサイトをコピーして作成したコンテンツ

などが挙げられます。

ブラックハットSEOで上位表示された記事はSEO対策のみをしたクオリティの低いコンテンツで、閲覧者にとって不便で使いにくいものでした。

ブラックハットSEOはGoogleのアップデートでペナルティを受け、クオリティの高いコンテンツが上位に表示されるように改善されました。

SNSでの拡散が流行したため

FacebookやTwitterなどのSNSが流行したことも挙げられます。コンテンツSEOはSNSと相性が良く拡散を狙えます。

前述したブラックハットSEOで上位表示されているコンテンツは機械が判断しているため、人間が見るとクオリティが低いと感じてしまいSNSで拡散されません。

人間が見てもクオリティが高いと感じるコンテンツでないとSNSで拡散されないため、良質なコンテンツが評価されるようになりました。

キーワード次第では記事コンテンツの表示優先度が高いため

検索キーワードごとに上位表示されやすいコンテンツが異なり、キーワード次第では記事コンテンツの方が上位表示されやすいため、記事コンテンツは重要です。

例えば、「薬剤師 求人」と検索すると「求人一覧ページ」が検索結果に上位表示されます。しかし「薬剤師 仕事」と検索すると「求人一覧ページ」ではなく、「記事コンテンツ」が上位表示されます。このように検索キーワードによって、上位表示のコンテンツが異なります。

また、自社と関係のあるキーワードで競合他社と対抗するために複数の記事コンテンツが必要です。

SEO対策をする二つのメリット

SEO対策のメリット1:Webサイトへの訪問者増化

SEO対策をする一つ目のメリットは、すでに述べたように、Webサイトを閲覧してもらえるという点です。

Webサイトに訪れる方法は大抵が検索エンジンを経由します。したがって、上位にブログやWebサイトが表示されれば、その分だけ訪問者を増やせる可能性が高まるのです。

もちろん他の訪問の方法もあります。広告バナーをクリックした人、他のブログやWebサイト、Facebook・Twitterなど各SNSから訪れる人もいるかもしれません。

しかし、一つ言えることは、検索エンジンから訪れた人は、他の経路で訪れた人よりも、本気で情報を求めている可能性が高いということです。何かに困っていたり、悩んでいたりして、積極的にWeb上の情報を活用しようと考えている人が多いからです。そのため、検索サイトからWebに訪問した人を商品の購入などといった行動に導ける可能性も高まります。そういった意味でもSEO対策をすることにはメリットがあるのです。

SEO対策のメリット2:広告費の削減

二つ目のメリットは、広告費を削減できるということです。

Webサイト単体で集客が見込めるようになれば、広告からの集客に頼ることなく、自社やサービス・商品などを紹介することができるようになります。

もちろん、インターネット上では、リスティング広告などの広告を出稿することは可能です。
リスティング広告とは検索結果上に表示される広告ですが、検索をした際に「広告」という表記が明示されており、人によっては「広告枠は絶対にクリックしない」という方もいらっしゃいます。

実際は、自然検索結果リストの方がはるかにクリック率が高くなります。それに対し、リスティング広告のクリック率は、かなり低くなります。

参考・参照:どっちを選べばいい?「リスティング広告」と「SEO」


また、広告費は年々上がってきていて、1クリックに数千円まで高騰しているケースもあります。つまり、リスティング広告は次第に気軽に活用できなくなっているので、SEO対策を行い、無料で集客ができるようになると、広告費の削減につながります。

SEO対策が持つ二つのデメリット

SEO対策をすると「Webサイトへの訪問者増加」「広告費の削減」と2つの大きなメリットがあります。

しかし、SEO対策にはデメリットもあります。

SEO対策する前に以下のデメリットも次に説明します。

効果が出るまでに時間がかかる

SEO対策をしても効果が出るまでには一定の時間がかかってしまいます。

Googleは、コンテンツがユーザーにとって有益なものなのかをクリック率や直帰率などのデータを元に判断しています。

そのため、SEO対策は即効性がないのです。

また、クオリティの高い記事を作成するには時間もかかります。

コンテンツに効果的なキーワードを設定したり、記事構成を考えたり、執筆したりと時間がかかることを念頭に置いて取り組みます。

定期的な再分析が必要

コンテンツが上位表示されるためにはユーザーに有益な情報を提供する必要があります。

そのため、コンテンツの情報が古くなったとき、競合が強いコンテンツを作成したときなどは記事のメンテナンスが必要です。

たとえ過去に上位表示されたとしても、メンテナンスされずに情報が古いままで記事構成の見直しがないと順位が落ちてしまいます。

コンテンツを作成して終わりではなく、定期的にコンテンツを確認しメンテナンスしましょう。

グーグルから評価されるWebコンテンツの作り方


ここからは、具体的に初心者の方がブログやWebサイトでSEO対策をしてゆくための便利ツールや方法をご紹介していきます。

まず、検索されやすいキーワードを決めてコンテンツを作成していくことが鍵です。しかし、やみくもに選べば良いというわけではなく、しっかり根拠を持って選定した方が効果が高くなります。

たとえば、ビッグワードと呼ばれる難易度の高いキーワードを選んだせいで、順位が上がらないことはよくあります。ビッグワードとは「上位表示が難しい、検索数が多く競合が多い」キーワードのことです。これ一語で勝負しようとすると、有名企業やライバルサイトに勝つことは難しくなります。

では、どうしたら良いかと言うと、SEOの初心者はまずは複合キーワードで上位表示を目指す方法です。

例を挙げると、「睡眠」というビッグワードでは他の競合に勝つのが難しいです。しかし「睡眠 瞑想」や「睡眠 自律神経」など、二つのキーワードにすれば、検索数はかなり減ってきます。これでもまだかなりのヒット数がありますが、競争があまり激しくない部分で検索されるようなコンテンツを作り、それを増やしながら、最終的にはビッグワードでも上位表示されることを目指すのです。

1ワードではなく複合キーワードを意識したコンテンツ作りに必要な複合キーワードを選ぶためには「グーグルサジェスト」や「グーグルキーワードプランナー」といった便利ツールがあります。

複合キーワードを意識したコンテンツ作りが、SEO対策の第一歩となりますが、複合キーワードを選び、ひたすらそのキーワードをWebサイト上に網羅すれば良いというものでもありません。

たとえば「睡眠 瞑想」を選んでコンテンツを作るのならば、ひたすら「睡眠睡眠睡眠瞑想瞑想瞑想」という文章を書いたページを作れば良いのかというと、そうはいかないのです。というのも、こうしたコンテンツは検索エンジンを運営しているグーグルの方針とそぐわないからです。

グーグルははっきりと「ウェブマスター向けのガイドライン」としてその方針をコンテンツを作る人々に伝えています。その内容はグーグルは検索するユーザーの利便性を最優先するということです。

「睡眠 瞑想」というワードを入力してグーグルで検索した人が、ひたすら「睡眠睡眠睡眠瞑想瞑想瞑想」という文章を書いたページが表示されたとしたら、果たしてグーグルが便利だと思うでしょうか?そのため、グーグルは改良に改良を加えてこのような不便なページが表示されないようにしているわけです。

どのようなコンテンツをユーザーは求めているか?


では、「睡眠 瞑想」というキーワードを選んだら、どのようにしてコンテンツを作れば良いのでしょうか?

利便性の高いコンテンツとは、検索ユーザーがまさに抱えている悩みや、疑問に対して、しっかりと答えが書かれているコンテンツであるということは間違いありません。

そう考えていくと、そのキーワードで検索しているユーザーの悩みや、疑問、それからどのような欲求を持っているかを先回りして見抜けば良いのです。検索意図を見抜いて、その意図を満足させるコンテンツを選べば、利便性が高いコンテンツとなり、グーグルの上位に表示されやすくなります。

では、意図をどのように見抜けば良いのかということになりますが、これはそれほど難しくありません。

実際にグーグルでそのキーワードを調べてみれば良いのです。

上位表示されているページを見てみれば、ユーザーがどのような悩みを抱えているかがわかります。あるいは「ヤフー知恵袋」のようなQ&Aサイトで検索してみるのも良い手です。

そして、そのようなページよりも、もっと充実した情報や、専門性、網羅性を高めたコンテンツを作ることを目指します。

まとめ

初心者でもわかるSEOの知識とその対策について説明しましたが、まだ導入部分なので対策としては、これだけでは不十分です。

しかし、初歩的なテクニックではありますが、まずここに書いたことを意識し、実践してみるだけでも現状よりはブログやWebサイトのPV(ページビュー)も増える可能性があります。

是非、お試しください。

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