インターネット上の検索結果ページで、自身の持つブログやWebサイトをできるだけ上位に表示されるように対策することを「SEO対策」と呼びます。
Webサイトのなかにコンテンツ(記事など)を作っていく際、できるだけ検索されやすいキーワードを選び、SEOに効果的なコンテンツ、Webページを作っていこうとする取り組みを、「コンテンツSEO」と呼びます。
ここでは、SEO対策をする理由について説明し、それから具体的な方法について解説していきたいと思います。
SEO対策とは
SEO対策とは、ウェブサイトやブログが検索エンジン(Google、Yahoo!など)の検索結果で上位に表示されるように最適化することです。検索エンジンには、ウェブページのコンテンツや構造を評価するアルゴリズムが用意されています。SEO対策とは、このアルゴリズムに適合するようにサイトを調整することを指します。
具体的には、以下のような取り組みが含まれます。
- キーワード選定・最適化
- コンテンツの質の向上
- ページ設計・構造の最適化
- ユーザビリティの向上
- サイトのセキュリティ強化
- 外部サイトからの評価獲得
こうした対策を行うことで、検索エンジンからの評価が上がり、検索結果で上位に表示されやすくなります。
Webメディアの特性と、SEO対策の重要性
まずは初心者が理解しやすいように、私達が実際どのように検索エンジンを利用しているか考えてみましょう。
たとえば、京都に旅行に来てラーメン屋に行きたいと考え、グーグルで検索をする場合は、どのような調べ方をするでしょうか?
検索エンジンのページに「京都 ラーメン」といったキーワードを入力して、検索をしますよね。そして、その時、おそらく1ページ目に表示されたサイトやブログへ進み、調べていくのではないでしょうか?
逆に考えた場合、検索結果の上位に表示されていない状態では中々閲覧してもらえないということはご理解頂けるかと思います。
これが、テレビや雑誌、新聞とはまったく異なるWebメディアの特性です。
上記より、SEO対策、つまりは検索エンジンの上位表示されるように、意識してWebサイトを作る必要性が理解できると思います。
日本における検索エンジンシェア
- Google: 76.2%
- Yahoo!: 17.6%
- Bing: 4.5%
日本ではGoogleが圧倒的なシェアを持ち、Yahoo!も比較的高いシェアを維持しています。Bingは少数派ですが、存在感を示しています (王道DX:【2024年1月】検索エンジンシェア率のランキングと推移(日本・世界))。
キーワード選定の重要性
キーワードとは、ユーザーが検索エンジンに入力する検索語のことです。SEO対策では、ターゲットとなるキーワードを適切に選定することが最も重要です。
なぜなら、キーワードを基準として、ページの内容や構造が評価されるためです。検索エンジンはクローラーと呼ばれるプログラムでウェブページを解析し、各キーワードに関連するページを特定しています。関連性が高いと評価されれば、そのキーワードの検索結果で上位に表示されやすくなります。
そのため、選んだキーワードに合わせてコンテンツを作ることが大切になります。
キーワードの選び方
適切なキーワードを選ぶには、以下の点に気をつける必要があります。
- ユーザーがどのような検索ワードを使っているかを把握する
- 検索ボリュームの多いキーワードを選ぶ
- 競合の多くないキーワードを選ぶ
- 意図が明確なキーワードを選ぶ(検索意図を考慮)
キーワード選定には、Google キーワードプランナーやキーワードリサーチツールなどを活用すると便利です。
キーワードの活用方法
選んだキーワードは、以下の場所でうまく活用します。
- タイトルタグ(ページタイトル)
- 本文の見出しやコンテンツ中
- 画像のalt属性
- メタディスクリプション(検索結果の概要文)
ただし、キーワードを単に詰め込むのではなく、自然な文章の中で使うことが大切です。関連するキーワードや同義語を組み合わせるのも有効な手段です。
質の高いコンテンツ作成
検索エンジンに高く評価されるコンテンツとは、ユーザーにとって有益で価値のあるものを指します。単にキーワードを入れただけのコンテンツでは不十分で、以下の点を意識する必要があります。
ユーザーニーズへの対応
- ユーザーが求めている情報は何か
- その情報を分かりやすく提供できているか
- ユーザーの問題解決につながっているか
適切なコンテンツ設計
- 読みやすいような見出し構成になっているか
- 情報が体系立てて整理されているか
- 具体例や画像が適切に使われているか
SEO的な配慮
- キーワードが自然な形で使用されているか
- 内部リンクが適切に設置されているか
- メタディスクリプションが適切か
このようにコンテンツ作りの段階からSEOを意識し、ユーザー視点に立った質の高いコンテンツを心がける必要があります。
コンテンツSEOとは|良質なコンテンツで評価を上げる
コンテンツSEOとは、クオリティの高いコンテンツを継続して作成し、検索結果の上位に表示されるようにして、集客をする手法のことです。
クオリティの高いコンテンツは閲覧者が求めている情報を提供できるコンテンツのことです。
閲覧者が求めている情報に合った記事が多いとアクセス数が増加し、上位表示を狙えます。
コンテンツSEOが注目されている背景
近年、コンテンツSEOが重視されるようになった背景として「ブラックハットSEOへのペナルティ」「SNSでの拡散が流行した」「キーワード次第ではTOPページよりも記事優先度が高い」の3つが考えられます。
それぞれ、詳細を解説します。
ブラックハットSEOへのペナルティ
ブラックハットSEOはクオリティの低いコンテンツを上位表示させるために不正をするものです。
代表的なブラックハットSEOの手法は
- 被リンクを大量に設置
- 質の低いコンテンツ(ワードサラダ)
- 他のサイトをコピーして作成したコンテンツ
などが挙げられます。
ブラックハットSEOで上位表示された記事はSEO対策のみをしたクオリティの低いコンテンツで、閲覧者にとって不便で使いにくいものでした。
ブラックハットSEOはGoogleのアップデートでペナルティを受け、クオリティの高いコンテンツが上位に表示されるように改善されました。
SNSでの拡散が流行したため
FacebookやTwitterなどのSNSが流行したことも挙げられます。コンテンツSEOはSNSと相性が良く拡散を狙えます。
前述したブラックハットSEOで上位表示されているコンテンツは機械が判断しているため、人間が見るとクオリティが低いと感じてしまいSNSで拡散されません。
キーワード次第では記事コンテンツの表示優先度が高いため
検索キーワードごとに上位表示されやすいコンテンツが異なり、キーワード次第では記事コンテンツの方が上位表示されやすいため、記事コンテンツは重要です。
例えば、「薬剤師 求人」と検索すると「求人一覧ページ」が検索結果に上位表示されます。しかし「薬剤師 仕事」と検索すると「求人一覧ページ」ではなく、「記事コンテンツ」が上位表示されます。このように検索キーワードによって、上位表示のコンテンツが異なります。
また、自社と関係のあるキーワードで競合他社と対抗するために複数の記事コンテンツが必要です。
グーグルから評価されるWebコンテンツの作り方
ここからは、具体的に初心者の方がブログやWebサイトでSEO対策をしてゆくための便利ツールや方法をご紹介していきます。
まず、検索されやすいキーワードを決めてコンテンツを作成していくことが鍵です。しかし、やみくもに選べば良いというわけではなく、しっかり根拠を持って選定した方が効果が高くなります。
たとえば、ビッグワードと呼ばれる難易度の高いキーワードを選んだせいで、順位が上がらないことはよくあります。ビッグワードとは「上位表示が難しい、検索数が多く競合が多い」キーワードのことです。これ一語で勝負しようとすると、有名企業やライバルサイトに勝つことは難しくなります。
では、どうしたら良いかと言うと、SEOの初心者はまずは複合キーワードで上位表示を目指す方法です。
例を挙げると、「睡眠」というビッグワードでは他の競合に勝つのが難しいです。しかし「睡眠 瞑想」や「睡眠 自律神経」など、二つのキーワードにすれば、検索数はかなり減ってきます。これでもまだかなりのヒット数がありますが、競争があまり激しくない部分で検索されるようなコンテンツを作り、それを増やしながら、最終的にはビッグワードでも上位表示されることを目指すのです。
1ワードではなく複合キーワードを意識したコンテンツ作りに必要な複合キーワードを選ぶためには「グーグルサジェスト」や「グーグルキーワードプランナー」といった便利ツールがあります。
複合キーワードを意識したコンテンツ作りが、SEO対策の第一歩となりますが、複合キーワードを選び、ひたすらそのキーワードをWebサイト上に網羅すれば良いというものでもありません。
たとえば「睡眠 瞑想」を選んでコンテンツを作るのならば、ひたすら「睡眠睡眠睡眠瞑想瞑想瞑想」という文章を書いたページを作れば良いのかというと、そうはいかないのです。というのも、こうしたコンテンツは検索エンジンを運営しているグーグルの方針とそぐわないからです。
グーグルははっきりと「ウェブマスター向けのガイドライン」としてその方針をコンテンツを作る人々に伝えています。その内容はグーグルは検索するユーザーの利便性を最優先するということです。
どのようなコンテンツをユーザーは求めているか?
では、「睡眠 瞑想」というキーワードを選んだら、どのようにしてコンテンツを作れば良いのでしょうか?
利便性の高いコンテンツとは、検索ユーザーがまさに抱えている悩みや、疑問に対して、しっかりと答えが書かれているコンテンツであるということは間違いありません。
そう考えていくと、そのキーワードで検索しているユーザーの悩みや、疑問、それからどのような欲求を持っているかを先回りして見抜けば良いのです。検索意図を見抜いて、その意図を満足させるコンテンツを選べば、利便性が高いコンテンツとなり、グーグルの上位に表示されやすくなります。
では、意図をどのように見抜けば良いのかということになりますが、これはそれほど難しくありません。
上位表示されているページを見てみれば、ユーザーがどのような悩みを抱えているかがわかります。あるいは「ヤフー知恵袋」のようなQ&Aサイトで検索してみるのも良い手です。
そして、そのようなページよりも、もっと充実した情報や、専門性、網羅性を高めたコンテンツを作ることを目指します。
SEO対策をする二つのメリット
SEO対策のメリット1:Webサイトへの訪問者増化
SEO対策をする一つ目のメリットは、すでに述べたように、Webサイトを閲覧してもらえるという点です。
Webサイトに訪れる方法は大抵が検索エンジンを経由します。したがって、上位にブログやWebサイトが表示されれば、その分だけ訪問者を増やせる可能性が高まるのです。
もちろん他の訪問の方法もあります。広告バナーをクリックした人、他のブログやWebサイト、Facebook・Twitterなど各SNSから訪れる人もいるかもしれません。
しかし、一つ言えることは、検索エンジンから訪れた人は、他の経路で訪れた人よりも、本気で情報を求めている可能性が高いということです。何かに困っていたり、悩んでいたりして、積極的にWeb上の情報を活用しようと考えている人が多いからです。そのため、検索サイトからWebに訪問した人を商品の購入などといった行動に導ける可能性も高まります。そういった意味でもSEO対策をすることにはメリットがあるのです。
SEO対策のメリット2:広告費の削減
二つ目のメリットは、広告費を削減できるということです。
Webサイト単体で集客が見込めるようになれば、広告からの集客に頼ることなく、自社やサービス・商品などを紹介することができるようになります。
もちろん、インターネット上では、リスティング広告などの広告を出稿することは可能です。
リスティング広告とは検索結果上に表示される広告ですが、検索をした際に「広告」という表記が明示されており、人によっては「広告枠は絶対にクリックしない」という方もいらっしゃいます。
実際は、自然検索結果リストの方がはるかにクリック率が高くなります。それに対し、リスティング広告のクリック率は、かなり低くなります。
また、広告費は年々上がってきていて、1クリックに数千円まで高騰しているケースもあります。つまり、リスティング広告は次第に気軽に活用できなくなっているので、SEO対策を行い、無料で集客ができるようになると、広告費の削減につながります。
SEO対策が持つ二つのデメリット
SEO対策をすると「Webサイトへの訪問者増加」「広告費の削減」と2つの大きなメリットがあります。
SEO対策する前に以下のデメリットも次に説明します。
効果が出るまでに時間がかかる
SEO対策をしても効果が出るまでには一定の時間がかかってしまいます。
Googleは、コンテンツがユーザーにとって有益なものなのかをクリック率や直帰率などのデータを元に判断しています。
そのため、SEO対策は即効性がないのです。
また、クオリティの高い記事を作成するには時間もかかります。
コンテンツに効果的なキーワードを設定したり、記事構成を考えたり、執筆したりと時間がかかることを念頭に置いて取り組みます。
定期的な再分析が必要
コンテンツが上位表示されるためにはユーザーに有益な情報を提供する必要があります。
そのため、コンテンツの情報が古くなったとき、競合が強いコンテンツを作成したときなどは記事のメンテナンスが必要です。
コンテンツを作成して終わりではなく、定期的にコンテンツを確認しメンテナンスしましょう。
SEOツールの活用
効果的なSEO対策を行うには、様々なツールを活用することが重要です。主なツールとその用途は以下の通りです。
Google Search Console
自サイトの検索パフォーマンスを確認できるGoogle公式のツールです。以下の機能があります。
- サイトマップの作成・送信
- インデックス状況の確認
- クロール解析レポート
- 検索クエリレポート
- さまざまなレポートの確認

Google Analytics(GA4)
ウェブサイトへの訪問データを分析できるGoogleの無料ツールです。以下の情報が確認できます。
- サイトへの流入経路
- ページビューの増減推移
- 滞在時間や離脱率
- 地域や端末の内訳
- コンバージョン率 など

キーワードリサーチツール
有料ツールとしては、AhrefsやSEMrushなどが人気があります。無料で利用できるものとしては、Google キーワードプランナーやKeyword Toolなどがおすすめです。これらのツールを使用すると、
- 入力したキーワードに関連するキーワード候補を一覧表示
- 各キーワードの月間検索ボリュームや難易度を確認できる
- ユーザーの検索意図を推測するのに役立つ
- 競合他サイトでどのようなキーワードが使われているかを分析できる
ページ速度テストツール
ウェブサイトの速度を計測し、改善点を探すためのツールです。高速な表示速度は検索エンジンに評価されるポイントです。有名なツールとしては、
があります。これらを使って実際のページ速度を計測し、原因を特定して対策を立てることができます。
リンク解析ツール
自サイトへのリンク元(被リンク)を可視化し、リンクの質や量を分析するためのツールです。AhrefsやSEMrush、OpenLinkProfilerなどが代表的です。これらのツールを組み合わせながら、さまざまな角度からサイトの現状を分析し、改善を重ねていくことが効果的なSEO対策につながります。
ブログを始める際の選択
ブログを始める際には、無料ブログサービスを利用するか、独自ドメインを取得するかを選ぶ必要があります。
無料ブログサービス
- WordPress.com
- はてなブログ
- Blogger
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 無料で気軽に始められる | 独自ドメインが取得できない |
| ブログの構築が簡単 | 機能が制限される |
独自ドメイン
自分で契約したドメイン(URL)でブログを開設
| メリット | デメリット |
|---|---|
| SEO対策に有利 | 費用がかかる |
| 自由度が高い | 構築が面倒 |
| ブランディングしやすい |
初心者の場合は無料サービスからスタートして、本格的なブログを目指す際に独自ドメインに移行するのが一般的です。
まとめ
SEO対策は一朝一夕にはできず、継続的な取り組みが必要となります。しかしながら、確実にブログやウェブサイトの成長につながる重要な施策です。
この入門編で説明した内容を意識しながら、少しずつ着実にSEO対策を実践していくことをおすすめします。検索エンジンの上位表示を目指して、ユーザーに役立つ質の高いコンテンツ作りに取り組んでいきましょう。

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