アプリ広告とは？アプリ広告の種類や配信方法について解説

アプリ広告は、スマートフォンなどで、インターネットやアプリゲームを利用していると、1度は目にするものです。

スマートフォンが普及し、アプリ広告が利用されるようになり、現在ではさまざまな方法で配信されています。

本記事では、アプリ広告の仕組みや種類、配信方法について解説します。

アプリ広告とは？

アプリ広告は、バナー広告、インタースティシャル広告（全画面表示広告）、ビデオ広告、ネイティブ広告など、さまざまな形式で存在します。これらの広告は、スマートフォン、タブレットなどのアプリ内に掲載される広告を指します。ゲームやアプリだけでなく、InstagramやTwitterなどのSNSでも配信されています。

アプリの開始時や動画の途中など、さまざまな方法で表示されるため、ユーザーの目に留まりやすい特徴があります。

広告主にとっては、アプリ広告は直接ユーザーに製品やサービスを紹介するための重要な手段です。一方、ユーザーにとっては、アプリ広告は新しいアプリを見つけたり、興味のあるコンテンツについて知るための方法となります。ただし、ユーザーの体験を損なわないような広告設計と配信が求められます。

現在では、ほとんどの人がスマートフォンを持っているので、アプリ広告の需要は国内外を問わず今後も高まるでしょう。

アプリ広告の仕組み

アプリ広告の仕組みには、「ネットワーク型」「運用型」「純広告型」の3つの形式があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

ネットワーク型

ネットワーク型は、広告配信プラットフォームを運営している企業に依頼し、プラットフォームからアプリへ広告を配信する形式です。

広告配信プラットフォームは独自の広告ネットワークを持っており、適したアプリに迅速に広告を配信できます。広告のターゲットはAIによって選ばれ、自動的に配信されます。

運用型

運用型は、アプリを運営する会社を介して広告を配信する形式です。広告主は直接広告のターゲットを設定し、狙ったユーザーに広告を配信することができます。

一部のアプリ運営会社では、AIを使用して自動的なターゲット設定も提供しています。

純広告型

純広告型は、広告枠を購入することで、契約期間中に広告を継続的に掲載する形式です。

ネットワーク型や運用型とは異なり、広告のターゲット設定の手間は必要ありません。

アプリ広告の種類

以下の表に、各種広告形式の特徴をまとめました。

広告形式	特徴
バナー型広告	・アプリ内で広く利用される ・費用単価が比較的安く設定されている ・画面上にバナーを設置する ・目立たないデザインでは注意を引きにくい可能性もある
アイコン広告	・アプリ内にアイコンのような形で表示される ・目立たないデザインが特徴 ・情報量が限られているため、伝える内容が制限されることもある
インフィード広告	・SNSやニュースアプリ内で通常のコンテンツと同じ形式で表示される ・広告がコンテンツに統合されている ・クリック率やコンバージョン率が期待できる
動画リワード広告	・ユーザーが動画広告を視聴し、特典を獲得できる ・クリック率が比較的高く、ユーザーに良い印象を与えやすい ・アプリゲームやLINE広告ネットワークで配信される
オファーウォール広告	・アプリ内にバナー広告やアプリ一覧を掲載し、ユーザーを商品ページに誘導する ・商品の説明ができるため、クリック率やコンバージョン率が期待できる
全画面インタースティシャル 広告	・画面全体を占める大きな広告 ・強いインパクトを与えやすく、印象に残りやすい ・行動を遮るため、不快感を与える可能性もある

広告の効果や適切な使用方法は、広告の目的やターゲットオーディエンスによって異なる場合があります。広告戦略を検討する際には、広告形式の特徴とターゲットオーディエンスの特性を考慮することが重要です。

アプリ広告の配信方法

アプリ広告の配信方法は、「契約期間型」「成果報酬型」「クリック課金型」「インプレッション課金型」の4種類があります。

ここでは、それぞれの配信方法について紹介します。

配信方法	特徴
契約期間型	指定した契約期間内にのみ広告を表示する。広告予算が組みやすい。ターゲットの設定不要。
成果報酬型	ユーザーが特定の行動（インストール、購入など）を起こしたときに報酬が発生。広告費用は報酬発生までかからない。
クリック課金型	ユーザーが広告をクリックするごとに料金が発生。興味のあるユーザーに対して効果的なアプローチが可能。
インプレッション課金型	広告が一定回数表示されるごとに料金が発生。表示回数に対して料金がかかるが、クリック率やコンバージョン率の保証はない。

アプリ広告の種類や配信方法を理解して運用しましょう

アプリ広告には、複数の仕組みや種類、配信方法があります。

広告の特徴やかかる費用は配信方法や種類によって異なるため、どのようなアプリ広告が効果的かを理解して運用しましょう。