Webとはどういう意味か｜インターネットとの違いについても紹介

「Ｗeb」は、コンピューターでテキストや画像、動画などを観覧するためにはかかせないシステムです。とはいえ、Webについてよく分からない方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Webの意味や仕組み、インターネットとの違いについて紹介します。

 Web(ウェブ)の意味とは？

Webの仕組み

用語	説明	たとえ話
Web	World Wide Webの略で、インターネット上の情報を相互に共有するための仕組み。	Webは、巨大な図書館のようなものです。インターネット上に存在するさまざまな情報が本のように整理され、目的の情報を見つけることができます。
ウェブサイト	Web上に存在する個別の情報のまとまりで、ウェブページや画像、動画などのコンテンツを含む。	ウェブサイトは、本の章やページに似ています。それぞれのウェブサイトは、特定のトピックや目的に関連する情報を提供します。
URL	Uniform Resource Locatorの略で、Web上のリソースのアドレスを示すもの。	URLは、本の目次や索引に似ています。特定のウェブサイトやページを識別するための一意のアドレスです。
HTTP	Hypertext Transfer Protocolの略で、Web上で情報をやり取りするための通信プロトコル。	手紙は、友人に手紙を送りたい場合、手紙を書いて郵便局に持って行きます。手紙には伝えたいメッセージや情報が含まれています。 郵便局は手紙を受け取り、相手の住所に配送します。 相手は手紙を受け取り、中のメッセージを読むことができます。 HTTPも同様で、ブラウザがウェブページを表示したい場合、HTTPリクエストという形でサーバに要求を送ります。 サーバは要求を受け取り、ウェブページやその他の情報を含んだHTTPレスポンスをブラウザに返します。 ブラウザはレスポンスを受け取り、ウェブページを表示します。
HTML	Hypertext Markup Languageの略で、ウェブページの構造や表現を記述するための言語。	HTMLは、本の本文や章立てに似ています。ウェブページのテキストや画像、リンクなどの要素を指定して、ブラウザがそれを適切に表示する方法を示します。 HTMLのタグを使って要素をマークアップし、それによってブラウザはページの見た目や構造を解釈します。
ブラウザ	ウェブページを表示するためのソフトウェア。主なブラウザにはGoogle ChromeやMozilla Firefox、Microsoft Edgeなどがある。	ブラウザは、本を読むための道具のようなものです。ウェブページの内容を表示し、リンクをたどったり操作したりすることができます。
リンク	ウェブページ間やウェブページ内の異なる場所を結びつける手段。クリックすると別のページに移動したり、別の場所にスクロールしたりできる。	リンクは、本の目次や索引に似ています。読者が関連する情報に素早くアクセスできるように結びつけられています。
DNS	Domain Name Systemの略で、ドメイン名（例: example.com）をIPアドレス（例: 192.0.2.1）に変換するシステム。	DNSは、本の図書館の目録やカードカタログに似ています。ドメイン名を検索して、それに対応するIPアドレスを見つけることができます。
サーバ	ネットワーク上でリクエストに応じて情報を提供するコンピュータやシステム。ウェブサイトやウェブアプリケーションはサーバ上で動作する。	サーバは、本の図書館や書庫のようなものです。必要な情報を提供するために、ユーザーからの要求に応じて書籍や情報を提供します。

 Web・インターネット・Webページ・Webサイトの違い

用語	説明
インターネット	世界中のコンピュータがつながっている大きなネットワーク。情報のやりとりやコミュニケーションが可能。
Web（ウェブ）	インターネット上で情報を共有するためのシステム。WebページやWebサイトを通じて情報を閲覧できる。
Webサイト	複数のWebページが関連してまとめられたもの。1つのドメイン（ウェブアドレス）によって識別される。例えば、ニュースサイトやショッピングサイトなど。
Webページ	インターネット上で閲覧できる1つのページやコンテンツのこと。テキスト、画像、リンクなどが含まれる。

 まとめ

Webは、World（ ワールド）Wide（ワイド） Web（ウェブ）の略称です。Webを構築する仕組みには、クライアントサーバシステムやハイパーテキスト、ハイパーリンクが存在します。

インターネットが情報をやりとりする通信技術であることに対し、Webはインターネット上でやり取りされる情報を閲覧するためのシステムを指します。