中小企業や店舗のDX推進はアプリ化がおすすめ | 業種別導入例も紹介

中小企業や店舗のDX推進はアプリ化がおすすめ【業種別導入例も紹介】

DX推進は業務の効率化や顧客利便性を考える際に重要なテーマです。

ただし、単にデジタル化するだけではなく、実用的で誰もが使いやすく身近なものである必要があります。

中小企業や店舗でDX推進を考えるなら、アプリの活用がおすすめです。

今回はアプリを活用するメリットや業種別の導入事例を紹介していきます。

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目次

DXとは何か?

DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)を略した言葉で、日本語ではデジタル変革と訳すことができます。

具体的には、「生活する上で必要な部分をデジタル化し利便性を高め、より良くしていく」ことです。

  • デジタル技術の導入で便利に
  • データを可視化し課題解決

デジタル化の背景には、

  • Wi-Fi環境が急速に整った
  • スマートフォン保有者の増加

ことがあげられます。

これからはBtoB、BtoCのいずれの場合でも、スマートフォンを利用したDX推進は、ブランディングの確立や業績アップにおいて重要といえるでしょう。

DXを推進することで得られるメリットや効果

DXを推進するうえで理解しておきたいのは「導入することで得られるメリット」です。そこで、一般的にどのようなメリットが考えられるのか解説していきます。

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業務の効率化が図れる

飲食店や小売業などの場合、チラシやDMの発送など紙を中心にした方法で集客を行うことが一般的でした。

例えば、新商品の紹介やセールの案内などにクーポン券を付けるというケースもあります。

アナログのデメリット

これらの印刷物を作成するには、

  • 打ち合わせ
  • デザインのすり合わせ
  • 発送の準備

など、いくつかの工程を経て、何かと時間も費用もかかります。

デジタル化のメリット

しかし、これらの業務をすべてデジタル化するだけで業務を大幅に縮小することが可能です。

  • 発送不要
  • 印刷コストを削減
  • 工程を大幅に削減
  • スタッフの負担も減らすことができる

紙の場合、受け取った側にとっても困る場合が多いといえます。

中には、すぐにゴミ箱行きということもあるでしょう。

デジタル化すれば、受け取った側が不要なときはデータを削除するだけで済みます。

リピーターを確保しやすくなる

アプリを使うことで、顧客離れを防げるというメリットも期待できます。

事前注文・決済

例えば、これまで店舗まで来なければできなかった部分をアプリで済ませる方法です。

事前にオーダーと決済をアプリで済ませておけば、利用者は店舗で受け取るだけで済みます。

気になったときにすぐオーダーできるのも気軽で、リピーターを確保しやすくなるでしょう。

待ち時間をカットできるだけでなく、店舗側にとってもオーダーと決済という作業がなくなることでスタッフの負担を軽減できます。

クーポン・ポイント発行

お得なクーポンの発行やポイントの付与などもアプリで行うと便利になります。

デジタル化することで、利用可能なクーポンを自動的に利用できたりポイントを自動付与することも可能になります。

重複しがちな情報を一本化できる

顧客情報は、社内ですべて共有できているとは限りません。

同じ経営者の同グループでも、店舗が複数あると顧客管理は店舗ごとで行うというケースはよく見られます。しかし、いくつかの支店を利用する顧客がいると、店舗ごとで管理するのは情報が重複するだけです。

デジタル化を図れば、こうした重複しがちな情報を一本化できます。

情報を一本化できれば、例えばDMを送るとき、1人の顧客に複数送ってしまうという失敗も防げます。

データの効率的な活用

デジタル化することで、これまで不透明だったものをデータ化して活用することも可能です。

例えば、割引クーポンを発行しても、実際にはどれだけ使われて集客につながっているのか判断しにくい部分があります。

しかし、アプリに組み込むなどしてデジタル化すれば、利用された数や集客の変動を把握しやすくなります。

そして、どれが効果的だったのか、反応が薄かった企画はどれかといったことが視覚的に把握でき、次に活かせようになるでしょう。

アプリによるブランディング

自社のアプリを用意することで、他社との差別化が図れるのもメリットです。

アプリはスマートフォンのホーム画面に表示されるため、利用者の目に入りやすく「何か新しい情報があるかもしれない」という気持ちからタップする機会を作ってくれます。

つまり、アプリがあることで利用者とのつながりを強められるということです。

ターゲットの心を掴みやすいアイコンデザインにしたり、ニーズに合ったサービスや情報を発信したりできれば、利用者に愛着を持ってもらえます。

ここからは一般的なアプリの業種別導入例をお伝えします。

飲食業の導入例

飲食業は、これまでのような店内で食事を提供してきたスタイルだけではなく多様なサービスが求められるようになってきています。

テイクアウトやデリバリーといったサービスを導入するには、電話や店舗でのオーダーではスタッフに負担がかかります。

テイクアウトやデリバリーの課題を解決するのがアプリです。事前にオーダーでき、さらに決済までアプリで行えるようにすることで、スタッフの負担を大幅に軽減できます。

利用者にとっても、こうしたアプリの導入は便利です。

事前にアプリでオーダーと決済を済ませておけば、後は予定の時間に取りに行くだけです。

このシステムは、店内で食事をとる際にも活用できます。混雑が予想されそうなときは混み具合や待ち時間をアプリで案内しておけば、顧客に来店のタイミングをはかってもらえるでしょう。

予約やキャンセル、変更などもアプリからできるようにすることで、電話の応対という作業を省くこともできます。

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小売業の導入例

小売業の場合、扱う商品に関係なく利用できるのがポイントカードやクーポンなどの発行です。

これらの発行は、顧客に「お得に買い物ができる」と感じてもらうことができ、集客アップにつながります。例えば、紙のクーポンだとお店で事前に手渡しておく必要があります。

しかし、アプリでクーポンを発行すれば、どこかで受け取ることもなくそのままお店に足を運んでもらえます。

クーポンだけではありません。セールなどお得な情報をアプリで発信しておけば、来店を促すことが可能になります。

紙で発行したクーポンやチラシは手に取った人しか気づいてもらえませんが、アプリなら多くの人に見てもらいやすくなります。

ポイントも、購入価格に対して付与するだけでなく、ビンゴなどゲーム要素を加えて付与すると楽しんでもらえるでしょう。顧客が楽しめる要素を取り入れたりお得情報を発信したりすることで、ファンを獲得していくことも可能です。

会員登録のような手間のかかる作業も、アプリにする方が抵抗なく応じてもらえます。

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美容業の導入例


美容室やエステサロンなどは、事前予約をするのが一般的です。

余裕を持って何日も前から予約を入れる人もいますが、誰もがそうとは限りません。思い立ったときにすぐに行きたいという人にとって、アプリで空き状況の確認や予約が取れるのは便利です。電話で確認するという方法もありますが、実際にかけても確認作業などで時間がかかることもあるでしょう。

利用者にとってもサロン側にとっても、電話での確認は時間が取られるものです。

アプリを使うことで、予約はもちろん、その日の空き状況を利用者自身で確認することができます。キャンセルが出たときも情報としてアップしておけば、サロン側にとってもマイナスになることはありません。

顧客管理をアプリで行い、来店の頻度を分析して次の来店を促すことも可能です。前回行った施術で困ったことはないか経過をうかがったり、状況に合わせたアドバイスなどを発信したりするのもいいでしょう。

もちろん、美容業の場合もクーポンの発行やキャンペーンの案内、ポイントの付与などをアプリで行うことで顧客の囲い込みにもなります。

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アパレル業の導入例

アパレルの場合、オンラインショップと実店舗を併用することも多いものです。Webサイトを用意するときも、支店の一つとしてオンラインショップを組み込むケースは珍しくありません。

アパレルでまず必要なのは、全店舗の在庫情報を一本化することです。例えば、オンラインショップでは「在庫あり」と表示されているのに、実際にはすでに実店舗で売却済みになっているということもあります。

アプリを使ってすべての在庫がリアルタイムで表示されていれば、スタッフも顧客も無駄な時間をかけずに済みます。

また、顧客情報を共有することで、これまでの利用履歴や好みの傾向などをどの店舗からも把握することが可能です。

顧客が違う店舗に訪れたときも、会員番号を検索するだけで過去のデータがわかれば適切な商品を案内することが可能になるでしょう。

以前購入した商品と合わせたいといった要望にも応じることができ、顧客満足度アップにつなげていけます。新しいコレクションの展示会の案内や、購入予約をアプリで受け付けるという使い方もできます。

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宿泊業

宿泊先を決めるとき、サービス内容だけでなくどういった部屋なのか気になる人は多いものです。また、宿泊先が土地勘のない場所だった場合、駅からの道順に迷うという心配も出てきます。アプリにARや3Dバーチャルを取り入れることで、こうした問題の解決が可能になります。

部屋や施設内を確認してもらうために便利なのが、3Dバーチャルです。実際の部屋の様子をアプリで見てもらうことができ、建物の魅力をリアルに感じてもらえるでしょう。ARとは「現実の空間に仮想の情報を加える技術」のことです。

例えば、リアルな街並みの映像に矢印などで方向を示していけば、駅から宿泊先までの道順をサポートできます。少し遊び心を加えるなら、キャラクターが案内するという作りにするのも楽しいかもしれません。

空き状況の確認や予約、キャンセルなどもアプリから行うことが可能です。

レジャー施設

レジャー施設で発行するイベント情報や回数券、クーポン、ポイントカードなどは紙を利用することが一般的になっています。

しかし、イベント情報やクーポンは1枚の紙に印刷されるケースが多く、そのためにクーポンに目が行ってしまい、イベント情報は注目されないという問題が起こりがちです。アプリを導入することでクーポンの発行やイベント情報を分けることができ、問題の解決につなげることができます。

紙で発行する場合は配布方法や置いてもらう場所を考える必要も出てきますが、アプリならそういった心配もありません。メンバー登録をすればいつでも必要な情報を発信して見てもらえますし、コストの削減にもなります。

新規の利用者には、QRコードで情報を読み取ってもらうという対策もできます。紙では分析が難しかったクーポンの効果も、アプリなら利用者の属性や利用頻度など細かい情報の把握も可能です。

自動車販売・整備業

自動車販売や整備業では、アプリで顧客管理を行うことができます。新車でも中古車でも、販売した後は定期点検や整備、車検が必要です。

これらの記録を手書きで行うと、整備や点検のたびに過去の明細を探さなければなりません。担当者が変わった場合、文字が読みにくいなどの問題が出てくることもあるでしょう。

しかし、アプリを導入することでデジタル化すれば、過去の記録を簡単に呼び出すことが可能になります。

担当者によっては文字が読みにくくなるという問題もありません。また、部品や技術料など必要なデータを保存することで見積もり作成も簡単にできます。

顧客の要望に合わせてその場で説明しながら金額をスムーズに提示できるメリットもあり、業務の効率化が図れます。

医療機関

病院の場合、利用者にとって悩みの一つにあげられるのが待ち時間です。事前予約制を取ることが難しい病院の場合、受付を済ませた後はひたすら待たなければなりません。混み合う病院になると、数時間待ちということもあります。

こういった問題は、アプリで待ち時間の表示と診察通知を行うことで解決が可能になります。利用する際に入力する情報としては、診察券番号(または保険証番号)とパスワードが一般的です。受付と同時に待ち時間のカウントが開始し、利用者はいつでも残り時間を確認できます。

そして、診察時間が迫ってくるとメールまたはSMSで通知するという仕組みです。こうすることで、何時間かかるかわからない状況で待ち続けるという無駄を避けられます。

デジタル化する際に押さえておきたいポイント

冒頭でも伝えた通り、ただデジタル化すればいいというものではありません。上手に活用されなければ、労力もコストも無駄なもので終わってしまいます。

デジタル化が自己満足で終わることのないよう、押さえておきたいポイントをいくつかあげてみましょう。

自社に合ったものを検討する

同じ業界でも、提供するサービスや扱う商品には違いがあります。自社の特徴に合っていないツールを導入したところで、利用者にとってもスタッフにとっても使いやすいものにはなりません。

こうした失敗を防ぐには、導入前に自社の課題を洗い出しておくことです。顧客離れが気になるような場合は、その原因を考えてみましょう。

店舗の立地や社会的な要素、取り扱っている商品の特性など、さまざまな面から探っていくのです。そして、何が必要なのかを見極めておくと自社に合ったツール選びができます。

必要に応じて改善を行う

実際に導入した後も、定期的な見直しは必要です。特にアプリの場合は、利用者に使ってもらってから問題点が見つかることもあります。

テスト段階では気にならないことでも、利用者にしてみれば使いにくい部分が出てくるかもしれません。改善する方法としては、定期的にアンケートを実施するのもいいでしょう。

もしくは、自由にレビューを投稿してもらうこともできます。利用者の声を真摯に受け止め、適切に改善を図ることで愛着を持ってもらえます。

適度に情報を更新する

アプリを作ったら、情報は適度に更新しましょう。用意しただけで更新を怠っていては、利用者にとって意味のないアプリになってしまいます。

キャンペーンの実施やイベントの案内など、アプリを通して提供できる情報はたくさんあります。もちろん、新しいサービスや商品も大切な情報です。

価格の見直しや営業時間の変更なども忘れてはいけません。こうした情報をこまめに更新することは、利用者の信頼を得ることにつながります。

顧客の立場に立ったサービスの実施

お得な情報が適度に通知されるのは便利なものです。顧客の購買意欲をそそることもできますし、囲い込みにもつながります。

しかし、必ずしもそうとは限りません。必要以上に頻繁なプッシュ通知は、かえって顧客離れの原因になることもあります。メルマガの配信なども同じです。

利用者が不要になったときは停止できるよう、必ず配信停止機能を付けておきましょう。些細な配慮が欠けることで、思わぬクレームを受けるかもしれません。

利用する側に立ったサービスの実施を心がけることが、DXを推進するうえで重要なポイントです。

アプリの活用で中小企業や店舗のDX推進を図ろう

中小企業や店舗でDXの推進を図りたいなら、アプリを活用してみましょう。

アナログでの処理に限界を感じていたり人員不足が気になったりしているなら、アプリでデジタル化を考えるのも解決策の一つです。

自社にとってどのような課題があるのか分析を行い、扱うサービスや商品の特徴を理解したうえで適切なツールを選ぶことが業績アップや顧客の囲い込みにつながります。

DX推進のためにアプリを導入をお考えなら、弊社のアプリ作成サービスGMOおみせアプリをご利用ください。

サービス内容や導入方法あるいはお見積りについて、ぜひ一度相談いただければ幸いです。

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